第3回定例会が開催され、注目のテーマとして「サイクルツーリズム」が取り上げられた。特に、滝久美子議員は、サイクルツーリズムの方向性について具体的な質問を行った。
滝議員の質問に対して、上野正三市長は「エルフィンロードを拠点に、地域特性を活かした自転車観光を推進していく」と述べ、市のサイクルツーリズムに対する志向を明らかにした。また、連携協定締結後の取り組みについては、サイクリングイベントの共同開催や新たなサイクリングコースの開発を進める意向を示した。
さらに、自転車環境の整備に関しては、駐輪スペースの増設や利便性向上のため、エルフィンロードの接続および延伸の進捗状況についても説明があった。市は既に、北広島駅周辺に約1,000台分の駐輪場を配置し、サイクルツーリズムの利用を促進していることが強調された。
「ボールパークと市民の関わり」についても議論が進んだ。近郊の交通事情や駐車場に関する懸念が寄せられ、運営方法や渋滞抑制策、違法駐車対策の必要性が強調された。市の段階的な取り組みとして、警備員配置や交通シムレーションの継続が求められた。
また、障がい福祉に関しては、地域での支援や障がい者雇用の実態の調査が求められ、福祉総合相談室を中心に一元的な情報提供が進められていることが報告された。
以上の通り、地域の観光振興や市民の生活向上に寄与する具体的な施策について、意見交換が行われた。これらの取り組みは、地域住民の活性化や、ボールパークの開業に伴う経済効果の期待にも繋がることが期待されている。