令和3年第2回臨時会では、重要な議案が承認された。
特に注目を集めたのは、令和3年度北広島市一般会計補正予算に関する議案である。補正予算の総額は3億9,752万2,000円の増額が提案され、これにより予算総額は271億4,711万4,000円となった。
副市長の水口真氏は、補正予算の内容について詳細に説明した。この補正予算には新型コロナウイルスに関連した施策が数多く盛り込まれ、感染予防対策に必要な経費が含まれている。特に、子育て支援施設における感染予防対策やワクチン接種に関する経費が増額された。
また、委員会の審査過程で、各委員長が補正予算の内容を報告。総務常任委員長の川崎彰治氏によると、臨時交付金の額や補正予算の使用見通しについても詳しく説明され、審査は総意で原案通り可決された。この報告は市民の関心を集め、特に感染症対策の実施状況について、より情報提供を求める声が上がった。
さらに、民生常任委員会の木村真千子氏は、新型コロナウイルスワクチンの供給状況について問い質す質疑が行われたことを述べた。高齢者に対するワクチンは4月26日に1,000回分が配分され、さらなる供給が期待されるとの見通しが示された。これにより市民の不安が少しでも解消されることが期待される。
この臨時会では、提出された全議案が異議なく承認され、市としての重要な施策が一歩前進したことが示された。市長の上野正三氏や参加した議員たちもその重要性を強調し、今後の施策への期待を寄せた。
なお、臨時会は4月8日の1日間に限り開催され、全ての案件が議論の上、無事に終了した。