令和元年の第2回定例会において、市民の安全や教育環境、投票率向上などの重要な議題が取り上げられた。
まず、災害時の情報伝達方法に関しては、現行の「地域防災計画」に観光旅行者に対する避難情報等が記載されているが、詳細なマニュアルが必要であると市側は説明した。特に、外国人観光客へ向けた多言語での情報発信や、聴覚障がい者への情報伝達方法についての見直しが求められている。
液体ミルクの備蓄についても議論が行われ、自市においても液体ミルクを防災備蓄品に取り入れる必要性が示された。特に、液体ミルクは災害発生時に温かいミルクを提供するため、乳幼児の安全な食事確保に役立つと考えられる。
空き家問題については、当市には特定空き家が数件存在しており、これに対する市の対応は、適切な指導を行い、管理不全な状態の改善を目指しているが、一部所有者に対し反応が見られない状況に苦慮している。そのため、計画的な空き家対策や、地域の声を受けた情報収集の重要性が指摘された。
動物愛護管理法改正については、市は動物の保護状況や動物に関する苦情について報告を行った。これにより、動物虐待防止のための施策を検討しに多角的な視点からの取り組みが求められている。
投票率向上の施策に関しては、特設の投票所を開設する動きが見られ、地域の特性に応じた周知や啓発活動が行われる見通しだ。特に学生が多く住む地域についても投票所の設置が期待されている。
さらに、学校教育環境の充実についても注目され、教職員の働き方改革や部活動指導員の配置を進める方針が示された。これにより、教員の長時間勤務の解消を目指し、働きやすい職場環境の整備が求められている。