令和３年第１回北広島市定例会が開催され、主要な議題や予算案が報告された。
市長の上野正三氏が令和３年度予算案の概要を説明し、先に行われた新型コロナウイルスの影響を受けた現状を強調した。特に、感染拡大防止の観点から、市民の健康と安全を最優先に考えた施策を進める方針を示した。
予算案では、コロナ対策や子育て支援を含む多方面にわたる施策が計画されており、義務的な経費を中心に組まれた「骨格予算」が提出された。これにより、地域医療や市民生活の安定と経済活動の回復が見込まれている。
新年度の施策として、特に子育て支援に重きを置いた内容が提案された。例えば、中学生を対象にした「子ども未来応援事業」や産後ケア事業、子育て世代包括支援センターの設置などが計画されている。こうした施策は、「ともに歩み笑顔が輝くまち」の実現に向けて、地域での一体感を促進することが期待されている。
また、教育施策に関しても、小中一貫教育の充実やコミュニティ・スクールの推進が挙げられた。これにより、地域と学校が連携し、子どもたちの教育環境が向上することを狙いとしている。