令和3年第3回定例会の代表質問が行われ、上野市長が多くの施策に関して見解を示す場面があった。
市長は、市政運営の基本理念として、「市民との連携」や「持続可能な市政運営」の重要性を挙げ、人口減少に対する取り組みを力強く続ける姿勢を示した。特に、企業誘致の成果として、北海道ボールパークの誘致を評価し、今後のまちづくりへの貢献が期待されるとした。
また、児童館の整備については、東部および西の里地区の未整備地区の解消に向けて具体的なスケジュールを検討中であり、地域によって異なるニーズに応えつつ、機能拡充を図る意向がうかがえた。
中川昌憲議員からの代表質問では、新型コロナウイルス感染症対策に触れ、「市民の健康と安全を守るため、これまでの施策と新たな取り組みが必要」と訴えた。市長は、医療体制の充実やオンライン相談など、新たなデジタル施策の導入が進むことを強調。
市長は次に、救急医療体制の見直しに取り組む姿勢を示し、多発する自然災害への準備が急務であることを強調した。特に、新型コロナウイルスの影響を考慮した災害対策の重要性は高まっている。
教育に関する質問も取り上げられ、小中一貫校の整備やスポーツ振興についても意見が交わされた。市長は「地域に根ざした教育環境の充実が重要である」とした。
さらに、地域医療の重要性が改めて認識され、小児科誘致や産婦人科医療の維持が今後の課題として挙げられた。特に、地域密着型の医療体制の確立に向け、連携と協力が必要との見解が示された。