令和3年第4回定例会は、高齢者や学童クラブの安全確保、さらには地域活性化に関連する重要な問題が議論された。特に、高齢者の健康への取り組みを強調した市長上野正三氏は、地域共生社会の実現に向けた施策を進めていると述べた。あわせて、今年度の新規事業として高齢者のフレイル予防に向けた個別栄養指導を進めていることが報告された。
また、学童クラブの安全な環境づくりについても言及された。稲田保子議員からは、非常階段の状況についての懸念が提示された。市の担当者は、管理上のマニュアルに基づいて災害時の対応を進めているものの、情報伝達の不足により不安を感じる指摘があった。このような状況は、公共の関与が必要であるとの認識が強まりつつある。
さらに、受動喫煙防止についても議論が交わされた。市内の喫煙率は一定の数字で報告され、男性は22.8%、女性は6.6%とのこと。今後、市はより強力な対策を講じていかねばならない。特にコロナ禍での健康維持や医療費削減に向けて、公共施設内の受動喫煙防止対策を強化する方針が確認された。