北広島市では、ボールパーク構想の進展に伴い、スポーツ振興及び市民の健康促進が期待されています。具体的には、滝久美子議員がボールパークの開業に向けた質問を行い、上野市長はその重要性を強調した。市長は、ボールパークの建設が地域経済に及ぼす影響や、新たな雇用創出を見込んでいることを明らかにした。さらに、ボールパークが市民活動の核となり、多様な層の市民が利用できるよう、年齢や性別を超えたスポーツ振興が図られることを期待している。
一方、輝美町における再生計画は、地域活性化の鍵として注目されている。桜井芳信議員がこの町の道営住宅について質問したのに対し、北海道建設局は、用途廃止後の敷地の利活用に関するヒアリング調査を計画していると報告。不動産市場での活用が可能だと認識されており、それに向けての準備が始まっている。また、地域のニーズに応える形でのサービス付高齢者向け住宅や、子育て支援施設の設置も視野に入れるべきとの意見も出された。
さらに、災害時の情報伝達方法が見直される必要性が示唆されている。先の北海道胆振東部地震で、市民への情報提供が不足していたことが明らかになった。市は、地域の防災力を強化すべく、携帯電話を利用した情報発信を強化するとともに、過剰な情報発信による混乱を防ぐ仕組みの設置が求められている。特に、緊急速報メールや防災行政無線の活用など、情報の発信とその質の向上が、今後の重要な課題であるとされる。
これらの議論を受けて、市民と市との協力体制が一層求められ、透明性の高い情報提供が行われることで、北広島市全体の魅力向上と地域住民の安心が期待される。市長は市民からの意見を大切にし、今後も魅力的なまちづくりを進めていく考えを示した。