令和元年第4回定例会において、様々な重要事項が議論された。本会議では、小田島雅博議員が市の財政状況や予算編成の職員参加についての一般質問を行い、上野市長が詳しく答弁した。
特に、市の財政状況については、長年続く厳しい状況に対して、上野市長が今後の歳入見通しや歳出編成の留意点を説明した。具体的には、幼児教育・保育の無償化などの影響を受けて、経常的な経費についてはマイナスシーリングが実施されると強調した。市内の予算編成には、職員の総参加が重要であるとの説明もあった。
続いて、外国人住民の増加に関する議論も行われた。上野市長は、各国からの労働者を受け入れる姿勢を示し、外国人住民が増加する中で、市としての対応策の重要性を訴えた。特に、地域社会での共生が求められる中、外国人住民に対する情報提供の充実が必要であるとの見解を示した。
さらに、民生委員・児童委員の活動にかかる負担軽減についても意見が交わされた。高齢化社会を迎える中で、民生委員・児童委員の活動が重要であるとの認識が強調され、負担軽減策の必要性が再確認された。
選挙関連では、期日前投票所の開設についても話題となった。投票率向上への取り組みが求められる中、新たな試みや更なる啓発活動の必要性が議論された。
それに続き、ボールパーク推進に係る機運醸成の取り組みが報告された。上野市長は、ボールパークを中心とした地域活性化のため、官民一体となった取り組みが進行中であり、市民の理解を深める努力が必要であると述べた。
最後に、エゾシカ問題についても言及され、狩猟禁止措置の影響がエゾシカ駆除に与える影響を考慮しつつ、地域農業への影響や対策について意見が交わされた。市としては、駆除頭数の維持に向けた努力が続けられることが再確認される結果となった。