令和3年第1回臨時会が開催された。
本日は議案の審議が行われ、特に新型コロナウイルスワクチン接種に関連する補正予算が重要なテーマとなっている。
上野 正三市長は、ワクチン接種のための準備を進めており、接種場所について各医療機関に加え、公共施設での集団接種を計画している。これに関連し、接種体制強化のため、保健福祉部に担当参事を配置すると述べた。
議案第1号、令和2年度北広島市一般会計補正予算(第12号)では、総額3億3,828万6,000円の増額を提案している。この増額は新型コロナウイルスワクチン接種経費及び接種体制の構築に必要なもので、国からの補助金で賄う方針だ。水口真副市長は、医療機関との契約や接種場所の確保についても言及し、接種のスケジュールを3月下旬から一般市民への接種を開始する方向性を強調した。
質疑応答では、山本 博己議員がワクチン接種の具体的なスケジュールや副反応に関する広報のあり方について質問。保健福祉部長の三上 勤也氏は、国の指針に基づき接種を進め、コールセンターも設置する計画を示した。これに対して、副反応の情報が市民にしっかりと周知されることが期待されている。
藤田 豊議員は、個別接種と公共の集団接種の比率について確認し、コールセンターの運営方針も問いただした。これに対し、平日のみの運用を想定し、障害者への配慮も行うと答えた。
小田島 雅博議員はワクチンの冷凍保存や副反応情報の公開に関して不安を示し、透明性の確保が求められている。
市長及び保健福祉部長は、慎重な情報発信に努めることを強調し、議案は異議なく可決された。ワクチン接種について市民に安心感を与えられるよう取り組む姿勢が示された。