令和4年第2回定例会が開催され、議題に多くの重要事項が挙げられた。
会議では、市長の上野正三氏による新型コロナウイルス感染症への対応が最初に報告された。国からの交付金を活用し、感染症対策や経済回復に向けた取組みが進められていることが強調された。特に飲食店に対する支援金の支給状況については、5月末までに267件に対し、総額1億9,570万円が支給されたと述べられた。
さらに、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金も取り上げられた。本給付金は、約8,800世帯を対象に、6月2日までに7,384世帯に支給が完了した。これにより、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた家庭への支援が強化されている。
学童クラブの運営に関しては、効率的なサービス提供を目指し、委託化が検討されている。市は民間事業者と連携し、令和5年4月からの実施を目指す方針を示した。これにより、保育の質の向上が期待されているとのことである。
また、北海道ボールパーク・Fビレッジ構想の進捗も報告された。新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の可動屋根が完成し、今後の工事が順調に進むことが示された。開業に向けた準備が着々と進められていることがつづけられ、地域経済への期待が寄せられている。
市長は、「市民の安全・安心の確保」が最優先であるとし、感染症の状況や地域経済への影響を見極めながら、支援策を進める方針を表明した。今後も、市民に寄り添う政策を実行していく考えを示し、議会の合意を仰いだ。
この他にも駅西口周辺エリア活性化事業や寄附に関する報告が続き、教育行政における新型コロナウイルス感染症への対応も重要なテーマとして取り上げられた。教育長の吉田孝志氏は、感染防止措置を講じつつ、通常学習と行事の実施を継続する意向を示した。
会議は次回、6月27日の予定で、報告された議案についても今後の審議が期待されている。