令和5年第1回定例会が開催され、各議員から多岐にわたる質疑が行われた。
初日、議長の川崎彰治氏は、本会議を開くと宣言し、議事日程に入る。
議事日程1では、会議録署名議員として久保田智議員、山本博己議員が指名される。
その後、代表質問が始まり、自由クラブ代表の中川昌憲議員が質疑を行った。
中川議員は、北海道ボールパークFビレッジの開業に向けた期待感を示しつつ、自治体としての責任と計画の重要性に触れる。まずは福祉・健康の分野について質問した。
新型コロナウイルスの影響を踏まえた新しいまちづくりに向けた施策が求められている。
福祉・健康関連の施策では、保育定員の確保や高齢者の外出支援などが話題に上がり、市長の上野正三氏は、これらの取り組みを進めることを表明した。特に、保育所については、老朽化した施設の在り方と今後の需要の見通しについても言及した。
次に教育・文化の分野では、コミュニティ・スクールの拡大について具体的な計画が求められた。
教育長の吉田孝志氏は、小中学校の教育環境や外国人生徒の状況に言及し、適正規模のために地域に根ざした教育の重要性を強調した。
安全・安心に関する分野では、消防力強化と救急体制についての取り組みが語られ、特にボールパークFビレッジ開業後の安全確保についての姿勢が示された。
都市基盤や生活環境については、新駅構想や景観条例の検討状況に関する質疑も行われた。
市長は、新駅の整備についてJR北海道との協議を進めており、市民生活における交通利便性の向上が期待されると述べた。
また、北広島市ゼロカーボンシティ実現に向けた施策が掲げられ、地域の持続可能性を高める方針が示された。市民が主役で参画する取組みが求められながら、北広島の未来を見据えた改革が進められていることが確認された。
全体として、各議員の質疑を通じて多様な分野にわたる施策とその進捗が論じられた。特に、福祉・教育・安全の各分野で今後の市政運営が求められる状況にあることが見受けられる。