令和5年第4回定例会の一般質問において、恵庭市の観光振興やごみ料金の改定、障がい者の虐待防止についての議論が行われた。この中で、柏野大介議員は恵庭市の観光振興計画の進捗について詳細に質問した。特に、観光入込客数や観光消費額の実態把握の必要性を強調し、観光関連のデータに基づく改善策を求めた。原田市長は、観光振興計画の実施状況を踏まえ、該当項目について今後も努力していく意向を示した。
一方、恵庭市では、令和7年度からのごみ料金改定に向けて新しい手数料案が提示され、議員から事業系一般廃棄物についての適正処理や料金徴収の方法についても意見が出された。また、障がい者虐待の防止に関しては、裁判に関する市の対応が注目され、伊東部長は市として適切な対応をしていると説明した。
他にも、ゼロカーボンの推進に関連する話題として、市内公共施設のエネルギー使用に伴う二酸化炭素の削減に向けた取り組みについても報告があった。特に、公共施設への再生可能エネルギー導入や新エネ、省エネ設備の積極的な導入を進めていることが強調された。
ファミリーサポート事業についても議論され、市民ニーズに応じたサービスの拡充を図る必要があるとされ、特に利用料金の見直しが求められた。市は、現在の料金体制を維持しているが、今後の見直しが課題の一つであると認識している様子が伺えた。
全体的に、恵庭市では市民の理解を深めるため、周知活動を充実させることが示唆されており、さらなる市民サービスの向上に向けた取り組みが求められている。