令和6年第2回定例会が開催され、横田市長が重要課題について報告した。
市長は、昨年の就任からの重責を振り返り、主に次世代半導体製造拠点整備や空港開港100年に向けた取り組み、自宅の学童クラブや児童館へのエアコン設置について言及した。これにより、地域の安全で快適な環境の確保へ向けた努力を強調した。
加えて、新型コロナウイルスの影響が軽減されたことで、市内のイベントや観光が活発化し、昨年度の新千歳空港の国内線の乗降客数が初めて2000万人を超えたことに喜びを表した。市長は「市民生活の回復に向けた取り組みが実を結んでいる」と述べた。
議会では、行政報告や教育行政報告が行われた。佐々木教育長は、昨年度の児童生徒数や教職員数を発表し、教育環境の改善に向けた知見を示した。特に、部活動の地域移行や、学校給食費の改定についても触れ、今後の運営計画を示した。
助成事業の進捗に関しても話題が及び、低所得の子育て世帯への生活支援給付金やちとせ市民応援商品券の発行にあたる事業について報告があった。これにより地域経済への貢献が期待されている。
今後の課題として、凄まじい物価高騰の影響が引き続き市民生活や企業活動に影響を与えることが指摘され、変化する経済情勢に柔軟に適応していく必要性が求められている。
さらに、市長は地域振興の一環として企業誘致を進めていることも言及し、新たに約16社の進出が決定した。今後の事業展開が地域経済の活性化につながることが期待される。
また、観光業の復活に関する話題もあり、令和5年度の観光入り込み客数が約190万人と前年より増加したことが発表された。これに伴い、観光誘客の取り組みが一段と重要視されている。また、市内での釣りや環境整備を通じた地域の魅力向上についても言及があった。
市議会では、各議案が審議される予定であり、今後の進捗や決定に注目が集まっている。