令和4年11月25日、恵庭市議会第4回定例会は開会した。出席議員は20名で、定足数に達していた。
議会はまず、議席の変更案について議論を開始し、議長の野沢宏紀氏が提案した通り異議なく承認された。
次に、会議録署名議員の指名が行われ、4番の宮利徳議員と5番の松島緑議員が選出された。続いて、会期の決定についての議論に移り、本定例会が12月13日までの19日間で行われることが決定された。
行政報告では、原田市長が新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰に関連する施策について報告した。新型コロナウイルス感染症対策では、感染者数が再び増加傾向にあることを受け、追加のワクチン接種が進められていることが説明された。また、物価高騰に対する支援策として、低所得世帯への給付金が実施されることが発表された。特に、電力や食料品価格の上昇に対応し、住民税非課税世帯に対しては5万円、課税世帯の中で所得割の額が1万円以下となる世帯には2万円の給付が行われる。
また、行政報告においてはハロウィンイベントや市営牧場の運営についても触れられた。特に、農業振興や自然公園のあり方を見直す取り組みが行われていることが強調された。さらに、マイナンバーカードの申請受付機会を拡大するため、出張申請サポート事業を実施しており、地域住民の利用促進が図られていることも紹介された。
教育行政報告では、岩渕教育長が市民による文化祭の開催状況や青少年育成活動について報告した。地域住民による文化芸術活動の振興が図られており、多くの参加者が会場を訪れたという。特に、アイヌ文化の継承に関する取り組みも進められており、地域の歴史や文化に関心を持つ機会が提供されている。
最終的に、議案が進められ、特別職の給与に関する条例を含むさまざまな議案が可決された。また、地元医療や介護事業への支援も検討されており、物価高騰対策として具体的な施策が講じられることが期待されている。