令和3年3月22日、恵庭市議会の第1回定例会が開かれ、重要案件が審議された。議長を務める伊藤雅暢議長のもと、出席議員21名で開会し、日程の追加が報告された。水内事務局長が、本日審議予定の案件として、審査報告3件、議案6件、陳情1件を挙げ、日程が承認された。
続いて、審査報告第1号が提起された。この案件は、長谷文子総務文教常任委員長が、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額を求める陳情書に関し、不採択とすべきとの報告を行い、質疑に入ったが質疑はなく、採決は不採択という結果となった。
次に、審査報告第2号が発表され、経済建設常任委員会の柏野大介委員長が恵庭市花の拠点設置条例の一部改正と市道の認定に関して、原案の通り可決すべきとの判断を報告し、同様に質疑は行われなかった。
その後、審査報告第3号が審議され、長谷文子委員長による令和3年度一般会計予算を含む11件の報告が行われた。これに対する柏野議員の反対討論が注目を集める中で、市民自治の形骸化や場当たり的な予算編成、公共施設関連経費の増大を理由に反対を表明した。
賛成討論では、市川議員をはじめ、各議員が市長の施策に対し理解を示し、コロナ対策としての新年度予算の重要性を強調した。
予算案と関連する各議案が可決された後、副市長の選任について原田市長から横道義孝氏の選任提案が行われ、承認される見込みである。
また、駐車場条例や国民健康保険条例の一部改正が提案され、これまでの議案と同様に無事可決された。最後に、長年市政に尽力した北越副市長と穂積教育長が退任の挨拶を行い、堂々たる辞職となった。
恵庭市は、新年度に向けてコロナへの対応と地域活性化の施策を進める姿勢が示され、今後の動向に注目が集まります。