令和元年6月21日、恵庭市議会において主要な議題として、JR島松駅のバリアフリー化と周辺再整備事業が議論された。
当局は、バリアフリー化について国からの補助金内示を受け、今後のスケジュールを説明。6月下旬に利用者への意見募集を行い、7月初旬には協議会を通じて整備計画を策定する方針である。
具体的な改修内容には、乗り換え跨線橋に設置するエレベーターや、新設の多機能トイレ、車椅子対応の券売機などが含まれる。特に、自由通路の整備では、高齢者や子供連れ利用者のためのエレベーターとエスカレーター設置が計画されており、利用者の安全性が強調されている。
また、駅周辺の自由通路と駅前広場の再整備に関し、道道江別恵庭線からアクセスできる公共空間としての施設設計を行い、通行人の安全確保に対応することも重要なテーマとなっている。
大会の中で寄せられた意見として、朝夕のラッシュ時における送迎スペースの必要性や、新たなバス・タクシー乗降場の確保がある。これらの意見を基に、駅前広場の基本計画にも反映され、混雑の緩和が図られるよう配慮されているとのことだ。
一方、花の拠点整備についても議論が行われ、市は地域経済の活性化に向け、ガーデンエリアの整備に関し約17億円の事業費を予定している。これに伴い、道と川の駅での観光施策や農畜産物直売所の整備にも力を入れている。特に、農畜産物直売所では、調理・販売ができる機能を持たせ、地域の新鮮な食材を利用者に提供することを目指す。
観光振興の一環として、地域利用者の声を生かした「地域の宝」としての役割を求められる。市は総括管理運営会社を設立し、市民と連携しながら利用者ニーズに合った施策を進めていくと述べている。