恵庭市議会の議事録によると、令和元年第2回定例会において中学校の部活動や図書館の運営、妊娠・出産・育児に関する切れ目ない支援についての質疑が交わされた。
中学校の部活動について、教職員の多忙化が問題視される中、部活動のあり方を見直し、教員の働き方改革を推進するため、各中学校が自主的に部活動の方針を策定し、教育委員会に報告することが求められている。教育委員会は、各学校が安全で質の高い教育を提供できるようにしなければならないと強調した。また、外部指導者制度の導入についても、市内のボランティアの支持を受けて進めていく考えを示した。
図書館については、指定管理者制度の導入後、市立図書館の利用者数は増加しており、サービス向上が図られているとの評価があった。しかし一方で、利用者情報の提供に関する問題が浮上し、プライバシー保護の観点からの慎重な取り扱いが求められている。図書館の利用状況についても詳細な分析が必要との意見が出され、さらなるサービス向上を期待する提言がなされた。
妊娠・出産・育児支援については、現在、恵庭市内に産科医がいない状況において、市民の不安を受け止めるため、子育て世代包括支援センターの設立が進められている。詳細な支援内容はまだ設計中ではあるが、市民への情報発信や不安解消に向けた取り組みが要望される。特に、助産師など専門家の配置が検討されている。