令和5年第2回定例会が開催され、様々な重要な議題についての議論が交わされた。
この会議では、特に「恵庭市と自衛隊の関連について」が注目を集めた。早坂政芳議員は、自衛隊関連の予算について質問し、市の財政収入における自衛隊関連の予算の使途と、その広報活動について明らかにした。原田市長は、自衛隊基地に関連する国有提供施設等所在市町村助成交付金に関して令和5年度の予算を示し、これが公共施設の整備や市民生活の向上に寄与していると述べた。
また、自衛隊の体制維持活動や、市の防災計画において自衛隊が果たす役割についても言及された。広中総務部長は、恵庭市が自衛隊の体制維持のため、北海道防衛局との連携活動を展開していることを強調した。これらの活動は市民の安全を守る上でも欠かせない要素である。
次に議論されたのは「街路樹等について」であった。早坂議員は、街路樹や公園樹の維持管理について、行政側の取り組みについて質問した。山下建設部長によれば、市では落ち葉の清掃や剪定作業を定期的に行っており、ボランティア団体との協力体制も強化しているとのこと。市民によるボランティア活動を通じ、地域の緑地管理が行われている点についても触れられた。
行政と町内会の関連についての質問も重要な項目として挙げられた。伊東保健福祉部長は、高齢者や要支援者の状況、地域福祉計画における町内会の役割について説明し、地域社会における町内会の活動が地域福祉の推進に如何に寄与しているかを強調した。この関連性を深めることが町内の絆を強めるとの視点が述べられ、今後の活動に期待が寄せられた。
さらに、「花の拠点はなふるのにぎわいづくりについて」も議論された。石井美季議員は、持続可能なにぎわい創出に関する取り組みについて述べ、特に屋外のイベントや街の魅力を如何に活かすかが焦点となった。市民が集う場を提供するための施策や音楽イベントの実施計画などが提案された。
最後に、吉永孝之議員が市内のスポーツ施設の状況について質問し、特に廃止される駒場体育館の影響や利用状況についての調査の必要性が議論された。市側は利用者のニーズを把握し、施設の今後の方向性を照らし合わせることが重要であると認識しているようだ。市は市民が気軽にスポーツを楽しめる環境を提供することで、健康的なまちづくりに寄与していく考えを示した。
このように、多岐にわたる問題に対する意見交換を通じ、恵庭市のさらなる発展に寄与する施策が求められた。