令和5年度第1回臨時会が、恵庭市議会で開催された。新たな議会の始まりを宣言し、議長選挙が行われた。
議長には長谷文子議員が選出され、副議長には川原光男議員が選ばれた。この議会は、改選後初のものであり、市長による市政に関する挨拶も行われた。
原田市長は、「恵庭市は、市民の期待に応えるまちづくりを進めていく」と述べ、人口増加策を強調した。市政の基本方針として、共生のまちづくりや脱炭素社会の実現も掲げられた。
また、議題には恵庭市議会委員会条例の改正が含まれ、議会運営委員の定数を変更する内容が審議された。改選後に形成された4会派の代表を反映したもので、原案通り可決された。
特別委員会の設置についても話が及んだ。基地特別委員会や補正予算審査特別委員会が設置され、議会の閉会中も継続審査が可能となる旨が述べられた。これにより、恵庭市の議会活動がより柔軟に対応できる体制が整備される。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算が提案され、特に低所得の子育て世帯への生活支援が評価される。国からの交付金を活用し、給付金支給が行われる予定で、子育て世帯への支援が盛り込まれ、合計約1,632人への支給が見込まれている。この施策は、経済的に困窮する市民にとって重要な支援となる。
そのほかにも、税制工作や市税条例の改正が報告され、今後の運営において市民に有益な方向性を示した。日々変化する状況に適応しつつ、予算運営が進められる意味を考慮し、議員らは市の発展に向けて連携する意義を再確認した。
最後に、恵庭市は地域の発展と市民の暮らしの向上に向けて進み続けるとされており、多くの意見が反映された活発な議会となった。