恵庭市議会は令和3年第3回定例会を開催し、会期を31日間と定めた。
本会議では、様々な議題について審議が進められた。議席の変更のほか、会議録署名議員として林謙治議員と岩井利海議員が指名された。さらに、水内事務局長からは今定例会の案件数について詳細が報告され、19件の議案や11件の認定案などが提示された。
行政報告では、原田市長が新型コロナウイルス感染症対策を中心として説明。感染者数の増加やそれに伴う対策について言及し、「医療従事者の尽力に感謝する」と述べた。新型コロナウイルスワクチン接種は、65歳以上の高齢者に対する接種が完了したとし、接種の公平性を重視して進めていく姿勢を示した。
また、恵庭市の新型コロナウイルス対策として、えにわ若者応援プロジェクトを行っていることも報告された。このプロジェクトでは、生活困難な若者に対して支援物資を無償提供し、これまでに加入した市内企業からの寄付で運営されている。特に、6月と7月には学生や若者に対して食料品を配布した結果、各60人以上が支援を受け感謝の声が寄せられた。
教育行政報告では、コロナの影響で学校行事が縮小または中止になった状況が確認され、感染対策の徹底が続けられています。授業のICT環境整備も進めている。さらに、7月にはアイヌ文化の保存・継承を目的とした事業を行うなど、多様な文化を尊重し、教育の現場に浸透させていく方針を強調。
また、恵庭市は産業廃棄物に関する特別会計の運用に関しても議論が行われた。柏野議員より、手数料の見直しが求められ、長期的には経済性を考慮した適切な整備が必要との指摘もあった。
最後に、各種の議案が審議され、恵庭市議会は市民の安心・安全な生活を保障するための活動を進めていくことに合意した。市の財政基盤の強化や新たな計画に基づいた持続可能なまちづくりに向けた取り組みも引き続き求められた。