令和元年第4回恵庭市議会の定例会が、11月28日に開催された。
出席議員は21名で、会議は円滑に進められた。最初に議題に挙がったのは、日程第1の議席の変更についてである。議長の伊藤 雅暢氏は、会議に諮った結果、議席の変更について「異議なし」と認め、変更を決定したことを報告した。
次に、事務局長の水内氏から会期の決定についての報告が行われ、一般質問や提案されている議案についても言及された。この定例会は、19日間にわたって開催される予定であり、会期中には教育行政や行政報告などが行われることが説明された。この報告を受けて、議長は「会期は本日から12月16日までの19日間とすることに異議ないか」とお諮りし、再び「異議なし」との声が上がった。
その後、行政報告では原田市長が、市が行った主な取り組みについて報告した。特に、都市間交流や自衛隊の災害派遣についての概要が説明され、台風による災害への対応が話題となった。
原田市長は、恵庭市の人口が新たに7万人を超えたことを強調。これは市制施行50周年を前にした大きな節目であり、市民とともに「住みよいまちづくり」を進める方針が示された。また、焼却施設の整備や子育て支援施策などについても報告があり、これらの施策の充実を図る考えが述べられた。
教育行政については、穂積教育長が、最近実施されたヒューマン・コミュニケーション事業の成果について報告した。特に、コミュニケーション能力の重要性を訴え、教育現場での協力が進められていることを述べた。他にも、文化に関わる市民活動が数多く行われていることが強調され、市の文化活動の重要性が再確認された。
議案に関しては、給与改定及び条例改正案が上程され、多くの議員から質疑が行われた。柏野大介議員は、特別職の期末手当について詳細に質疑し、議会での議論の経過や市民の理解を求める声が上がった。それに対し、総務部長や財務部長が説明を行い、透明性を持たせた運営の重要性を再確認した。