令和4年第1回恵庭市議会において、重要な決議が採択された。
ロシアによるウクライナ侵攻に断固抗議する決議である。
提案者の川股洋一議員は決議の趣旨を説明。ロシアの軍事行動は国連憲章に反すると強調した。彼は、国際社会の平和と安全を損なう行為であり、絶対に容認できないと述べた。
さらに、川股議員は、現状変更を試みる行為は明らかに国際法違反であると指摘。第二次世界大戦後の不可侵条約を無視して北方領土への侵攻が繰り返されていることを厳しく問題視した。
恵庭市民に与える影響にも言及し、原油や小麦の価格高騰が市民生活に直撃していることを訴えた。これにより、恵庭市議会はロシアに対し最大限の抗議と非難をすることが求められた。
また、ウクライナに拠点を持つ日本企業の従業員と在留邦人の安否確認が急務であることも強調された。川股議員は、日本政府に対し現地邦人の安全確保と、ロシアへの制裁措置強化を求めるように訴えた。会議では、質疑がなく、討論も省略された後、決議案は原案の通り可決された。
この決議は市議会としての強いメッセージを示すものであり、国際的な状況に対する恵庭市としての立場を明確にした。今後も市議会は、国際法遵守と市民の安全を第一に考え行動することが求められる。