令和4年9月21日に恵庭市議会が開かれ、保健福祉及び建設行政に関する重要な議論が交わされた。議員が提起した課題は、特に児童虐待や不登校、長期的なひきこもりの状況についての今後の支援体制の必要性である。
松島 緑議員は、恵庭市が妊娠から子育てにかけて支援を行っている一方、義務教育を超えた若者へのサポートが必要であると強調した。具体的には、「児童虐待の相談件数や不登校の子どもたちが増加しており、恵庭市でも状況は厳しくなっている」と述べた。
さらに、松島議員は、地域の相談支援体制の強化が不可欠とし、「義務教育を終えた若者向けの支援が増えている現実を受け、柔軟な対応が求められる」と訴えた。この意見に対して、伊東 子ども未来部長は、現在の支援体制に関して「重層的な支援体制の見直しが必要」と答えた。
次に公園の利活用促進や交通行政についての提案もあり、松島議員は、「市内の公園施設の老朽化が進行し楽しめなくなりつつある」と指摘した。この点について米谷 建設部長は、老朽化した公園施設の再整備について「地域住民からの意見を取り入れつつ進めている」と述べた。
また、交通公園についても話し合われ、使用率の増加が報告された。しかし、交通公園内の設備が老朽化している問題が指摘され、今後の利活用促進が課題となっている。
防災に関しては、近年の大雪に伴う対応策の強化が求められた。原田市長は、「庁内連絡調整会議を通じて迅速な対応を行える体制を整備していく」と説明した。最終的に、松島議員は全体を通じて「恵庭市の安定した発展のために、子どもから高齢者までの全体的な支援体制の構築が急務である」と締めくくった。