令和元年5月24日、恵庭市議会の第1回臨時会が開かれた。
この臨時会は、4月21日に執行された市議会選挙後初めての議会だ。臨時議長には鷹羽茂議員が就任した。開会に先立ち市民憲章の朗唱も行われ、市民の約束を再確認した。
まず、原田市長が市政に関しての挨拶を行った。原田市長は、「市民の信託を受けた議員の皆様が、まずは市民の幸せを実現することが大事だ」と述べた。その中で、恵庭市はこの4月に発表された総合計画が実行の年であることを強調した。
原田市長は、施策が進むことで、6万9,000余の市民と共に未来へ向かうことの大切さを述べた。また、今年度の重点施策として5つの柱を示した。災害に強い地域づくり、子どもたちの未来を育むまちづくり、高齢者への支援、循環型社会の実現、地域の財産を磨いて活かす施策だ。
議会の進行は順調に進み、議長選挙が行われた。議長には伊藤雅暢議員が選出され、就任挨拶を行った。伊藤議長は、「議会をさらに改革し、市民の期待に応えた議会を実現する」と強調した。
その後、会期の決定が行われ、当臨時会の会期は本日1日であることが決定された。副議長選挙、各種委員会の委員選任が続き、新たな体制が整えられた。
また、恵庭市税条例の一部改正が行われ、個人住民税や固定資産税の特例について議論された。市税の改正により地域活性化を図る必要性が示された。特に、ふるさと納税の取り組みは注目されている。これらの施策は、地域にとって重要な意味を持つ。
この臨時会では他にも、介護保険条例の改正や、監査委員の選任に関する議案が上程された。特に、増税に伴う軽減策が求められる中、委員会活動の重要性も指摘された。
最後に、補正予算についての審議が行われ、従来の予算が新たに令和元年度予算に変更されることが決定された。過去から現在にかけての市民の努力や期待が形になっていくことが期待される。