令和3年第2回恵庭市議会定例会が6月28日に行われ、多くの重要な議題が取り上げられた。
冒頭、野沢宏紀議長が第97回全国市議会議長会定期総会において、永年勤続表彰を受けた議員の表彰式を行ったことを報告した。鷹羽議員が30年、岩井議員、小橋議員、早坂議員の各氏はそれぞれ10年の功績が称えられ、拍手が送られた。
その後、日程の追加が議題に上がった。事務局長の水内事務局長から本日の日程として、審査報告1件、報告1件、議案4件、意見案5件、陳情1件などがあることが説明された。議長からは、日程表の通り決定することに異議がないか確認し、無事承認された。
続いて、陳情第3号「公共施設の使用料の運用改善を求める陳情書」について、厚生消防常任委員会の審査報告が行われた。委員長の新岡知恵氏は、この陳情は不採択とすべきとの報告を受け、賛成意見や不採決理由を述べた。柏野大介議員が陳情の不採択理由について質疑を行い、運営における営利・非営利の区別の難しさや、実態調査の必要性が指摘された点が印象的だった。
次に陳情第4号「脱炭素、再生エネルギー電力の割合を高める意見書の提出を求める陳情書」についても同様に質疑が行われたが、出された意見書の採択については、国の方向性が未確定であることを理由に委員全員が不採択とした。
また、令和3年度恵庭市国民健康保険特別会計補正予算では、歳入側が新型コロナ影響を受けつつも健全に運営されたことが報告された。狩野保健福祉部長は、この健全化の要因を詳細に説明し、特に新規加入者の増加により収入が増加したことを強調した。その一方で、住居費や介護支援など現場の現状も踏まえ、更なる支援が求められる旨も伝えられた。
最後に、意見案の各種提案、特にデジタルトランスフォーメーションの推進が報告され、多くの議員が賛同した。現在進行形で進められている教育改革は未来の教育を支える重要な課題と注目されている。
すべての議題が終了し、議会は無事に閉会。今後の恵庭市の政策実行、地域の発展が期待される。