恵庭市議会は、令和2年第4回定例会の中で、公共交通機関や教育行政に関する一般質問を扱った。今回の会議では、新岡知恵議員がエコバスの運行見直しや環境を考慮した学校施設について質問を行った。
新岡議員は、恵庭市の地域公共交通の要であるエコバスについて、その運行見直しの必要性の判断基準を問い、市民からの要望に基づいた運行ダイヤの検討を求めた。また、エコバス運行の利便性向上のため、具体的な運行ダイヤの変更についても市の配慮を期待する意向を示した。
原田市長は、市民要望や交通事情を踏まえ、エコバスの路線運行を検討すると答弁した。運行見直しの際には、利用者との影響を考慮し、地域公共交通活性化協議会を通じて議論と調整を行うと強調した。この施策により、細やかなニーズに応じた運行が期待される。
また、教育行政に関する質問では、環境教育におけるエコスクールの整備状況について、新岡議員は現在の進捗を問いかけ、環境教育の充実を強調した。竹内教育部長は、市内小中学校のエコスクールが進められていることを述べ、今後の取り組みについても引き続き進めていく考えを示した。
新岡議員は、特に若い世代が環境問題に関心を持ち、未来につながる取り組みが必要だとし、エコ教育を強化するよう求めたことも印象的であった。政府の脱炭素宣言や高まり続ける環境意識に対し、地域として適応する必要がある。
会議の全体を通じて、市民の意見を尊重した公共交通と教育に係る施策が進むことが期待される。これにより、恵庭市がより暮らしやすい地域となることを目指し、議会としての役割を果たしていく必要があるとの認識が確認された。