令和3年第3回恵庭市議会が9月21日に開催され、一般質問が行われた。全体を通じて、防災体制や地域における町内会の協働について議員からの質問が相次ぎ、それに対する市の取り組みが示された。
まず、防災体制について「前田孝雄議員」が質疑を行った。彼は、地域の防災力の向上を求める中で、コロナ禍の影響で市民に防災への取り組みが伝わっているのかと懸念を示した。市は、防災意識の啓発について強化を図っていると説明した。
原田市長は、防災体制を整備していることに評価を受けつつも、自主防災組織の運営や災害発生時の機能強化に努めていると述べた。また「広中総務部長」は自主防災組織との連携を強化し、地域防災力向上を目指していく方針を強調した。
次に町内会の現状については、高齢化や加入率の低下が課題とされる中、前田議員は特に町内会活動の促進が求められた。市は加入率向上への取り組みを続けており、地域活動を支援するための調査やアプローチを強化していると応答した。町内会加入率は58.7%と、過去数年で若干の減少が見られた。
さらに、田中翔子氏が市民活動センターの情報発信について質問した。市民活動の情報を広める取り組みが進行中で、「原田市長」は地域の広報活動の強化に努めていると指摘した。
会議では加えて、市は町内会や自主防災の活動に対して安定した支援を行う方針であることが伝えられ、地域の防災や防災意識の向上に向けた取り組みが重要視されている。市は今後も市民との連携強化に取り組む姿勢を示し、地域の共助体制をさらに充実させていく考えを表明した。