令和3年12月14日、恵庭市議会の第4回定例会が開催され、各議案が審議された。
今回の定例会では、報告第1号が専決処分に関する報告として議題に上がり、広中総務部長が説明を行った。内容は、訴えの提起に係る専決処分の報告であり、質疑はなく、報告は終了した。
次に、議案第13号については、恵庭市子ども医療費助成の対象を小学6年生まで拡大するための条例改正が提案され、狩野保健福祉部長がその詳細を説明した。この改正は、子育て世帯の負担軽減を目指したものであり、新岡知恵議員からは政策決定のプロセスと財源確保について質疑が行われた。狩野部長は、他市の動向を考慮しつつ、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用する意向を示した。
さらに、議案第14号では、恵庭小学校管理棟の長寿命化改修工事に関する請負契約の変更が提案され、広中部長の説明のもとで変更理由について質疑が行われ、この議案も原案通り可決された。
また、令和3年度一般会計補正予算に関する議案第15号も審議され、コロナ禍による影響緩和策としての子育て世帯臨時特別給付事業が盛り込まれている。また、恵央団地の建設に関連する土木費の増額についても質疑が行われ、この議案についても原案通り可決した。
続いて、議案第16号は、恵庭市黄金ふれあいセンター及び生涯学習施設の条例改正に関するものであったが、議会内で意見が分かれた。柏野議員は運営協議会の設置が義務づけられることの重要性を訴え、反対意見も出たが、最終的にこの議案は否決された。
最後に、二件の陳情が審議され、厚生消防常任委員会に付託されることが決議された。また、閉会中の各常任委員会の所管事務調査についても承認され、令和3年度恵庭市議会第4回定例会は結了した。