令和3年9月24日、恵庭市議会は第3回定例会の第4日目を迎え、一般質問を行った。柏野大介議員からは、高校生の学びを支えるための通学費補助制度の創設についての質問があった。彼は、通学費が増加している現状を踏まえ、経済的な支援が必要だと強調した。
柏野議員は、恵庭市内の高校生の進学状況と市営住宅の優先入居についても問いただし、高齢者や障がい者世帯が民間賃貸では困難を伴うことを訴え、ポイント方式の導入など新たな仕組みの必要性を語った。
これに対し、原田市長は、高校生通学費補助制度の新設については、他自治体での調査を行う考えを示した。市内高校の収容率についても言及し、一定の進学希望者がいることを認めつつ、今後の動向には慎重に対応する姿勢を見せた。
市営住宅の優先入居に関しては、米谷建設部長が最近の倍率の推移を明示した。抽選方式を採用している現制度に対し、柏野議員は、より困窮度の高い世帯の優先入居が求められていると訴えた。米谷部長は、優遇制度の見直しについて慎重に検討する意向を示した。
議会の後半では、新岡知恵議員が医療的ケア児への災害時支援の重要性を訴えた。彼女は、災害時の避難行動支援について、名簿作成や情報共有の役割を強調し、地域との連携を確認した。この議論では、地域の支援体制や医療機関との連携について、広中総務部長からの詳しい説明もあり、淺いコミュニティの中での具体的な支援策が今後の課題とされた。
さらに、産婦人科の必要性に関しても多くの意見が交わされた。恵庭市における周辺市町との比較した議論では、恵庭市にも産婦人科を設置すべきとの声が多く上がった。
緑化フェアに関しては、その開催の背景や飲食提供の計画についても尋ねられた。感染症対策や、来場者の安全を守るための準備についての知見が示された。