令和3年1月26日、恵庭市議会第1回臨時会が開催され、新型コロナウイルス感染症への対策が主要議題となった。
最初に、議長の伊藤雅暢氏が会期の決定を行い、会期は本日中に終了することが承認された。
続いて提出された議案第1号では、恵庭市の一般会計補正予算が取り上げられた。
この補正予算は新型コロナウイルスの影響に伴い、地域経済活性化事業費やワクチン接種事業費の補正が含まれており、総額は約1億9498万円に達する。
横道総務部長は、営業継続支援事業として8,250万円の補正が申請されていると説明した。
さらに、ワクチン接種体制の整備には1億1,248万8,000円が充てられるという。
これに対して、柏野議員が地域経済活性化に関する詳細を質疑し、新規支援の必要性が指摘された。
柏野議員は、特にクラウドファンディング事業の拡大や寄付金の期待額に関して質問し、近藤経済部長は、前回の成功実績を踏まえ、今回の予算計画が慎重に設計されていることを強調した。
彼は、今回の寄付の想定額は800万円とし、飲食店以外の支援対象の広がりがあった点に言及。
質疑が進む中、柏野議員は、プレミアム率の引き上げや新たな需要の創出についての施策を求めたが、近藤部長は新たな顧客開拓には難しさがあるとした。
その後、意見案第1号と第2号の新型コロナウイルス感染症対策及び台湾の参加を求める提案が続けて採決され、いずれも原案通り可決された。
この臨時会では、新型コロナウイルスへの対策に関する議論が本格化し、地元経済や国際協力についても重要な意見が交換された。
市議会が地域を支えようとする姿勢が強調され、今後の施策に向けて議論が進むことが期待される。