令和6年恵庭市議会第1回定例会が2月15日に開会した。議長の長谷文子氏が出席議員を数え、定足数に達していることを確認した後、各議題について議論が進行することが報告された。
会期は本日から3月18日までの予定で、延べ33日間が確保されている。本会議では、事務局長の大西氏が日程について報告し、提案されている案件が議題として審議されることが確認された。具体的には、市政執行方針や教育行政執行方針、行政報告、議案などが含まれ、全体で約30の議題が設定されている。
原田市長が登壇し、市政執行方針を述べた。市長は新型コロナウイルスの影響からの回復と、さまざまな制約を解消しつつある現状に言及した。市は、地域の花や緑に関わるイベントが再開され、地域の活力の向上を喜んでいると強調したが、同時にエネルギー価格の高騰が市民生活に影響を与えている点も挙げた。国の給付金や経済対策の継続が求められると述べ、今後の取り組みにも力を入れていく意向を表明した。
市長の発言に続き、教育行政執行方針が紹介され、岩渕教育長は、地域と協力しながらの教育の営みや、地域とのつながりを大切にした学校作りを目指す方針を述べた。特に、ウェルビーイングを実現するための教育の重要性が強調され、教育現場での活動を通じて、地方の魅力を高めていくことへの期待が寄せられた。
また、特定の個人を識別するための番号に関する条例改正が提案された。今後、指定管理者制度を通じた公共の施設の効率的な管理が期待され、各議員による質疑も行われた。特に、今回の議会では市民参加の重要性が論じられ、透明性のある議論を通じた市民の信頼構築が必要であるとの意見も出た。