令和4年恵庭市議会では多岐にわたるテーマに関する質問が行われた。
特に、恵庭市公式アプリとワーケーションの取り組みが多くの関心を集めた。南出典彦議員は、恵庭市公式アプリについて、ダウンロードキャンペーンの実施結果や現状を照会した。大槻企画振興部長は、ガーデンフェスタにおけるキャンペーンで1,782件のダウンロードがあり、市内外の方々に魅力を伝えるツールとして活用されると説明した。さらに直近のダウンロード数は2,653件となっている。今後、ポイント機能やECサイトなどの機能拡充も検討すると述べた。
また、ワーケーションに関しては、江川経済部長が実績を報告した。特定の団体が参加した事例を紹介し、今後の取り組みについても触れた。地域の魅力を利用した企業誘致に向けた活動が進められているとした。一方で連携が課題であり、地域事業者との協働の重要性を指摘した。
さらに、骨髄バンクドナー助成についても重要な議題となった。狩野保健福祉部長は制度導入に向けての進捗や市民への啓発について説明。ドナーの休暇制度の普及や助成金の導入を通じて、多くの市民に助成制度を利用してもらいたいと強調した。助成制度の具体的な実施に向けた検討が続けられている。
花のまちづくりと防災施策についても各議員が質問を行った。特に大雪の影響や課題については、米谷建設部長が言及し、除雪体制のあり方や今後の対策を慎重に進める必要があることを認識していると述べた。今後は、人材不足や機械の老朽化に対し、抜本的な見直しが必要であると強調し、柔軟に対応できる体制を目指すとした。
新型コロナウイルスの影響も依然として続いている。教育行政に関しても岩渕教育長が状況を説明し、心のケアを必要とする児童生徒の状況を把握し、今後の支援が求められると述べた。特に、プログラミング教育の活性化に向けた施策も進められており、タブレット活用を一層促進する必要がある。
これらの議題は、今後の恵庭市の成長と発展に大いに寄与する重要なテーマとなることが期待される。