令和5年第3回恵庭市議会定例会が、9月14日に開催された。
この会議では、会議録署名議員の指名や会期の設定、様々な報告事項などが議題に上がった。議長の長谷文子議長は、出席した議員が21名であることを確認し、定足数に達していることを述べた。
続いて、大西事務局長が、今期の定例会の会期が10月16日までの33日間であることを報告した。議題には、教育行政報告や行政報告、さらには議案17件も含まれているとのこと。
行政報告の中では、原田市長が令和5年度の防災訓練の実施について詳細に説明した。訓練は、震度6強の地震を想定したもので、職員の非常招集や災害対策本部のデジタル化が図られた。また、自衛隊の体制維持・強化についても、原田市長が具体的な取り組み状況を報告した。
さらに、国際姉妹都市ニュージーランド・ティマル市の副市長の来訪や、地域創造研究センター設立記念フォーラムなど、地域のイベントや交流についても言及された。この交流は、恵庭市とティマル市の関係強化に寄与するものと考えられている。
また、教育行政報告では、岩渕教育長が、いじめ防止に向けた取り組みを強調した。市内の教育機関と連携し、学生の意見を踏まえた活動が行われていると述べた。
議案の中には、「議会改革特別委員会」の設置や「ハラスメント根絶特別委員会」の設置が含まれ、双方ともに質疑が行われ、異議なしとして可決された。また、恵庭市選挙管理委員会の委員選挙も行われたが、これも異議なしとして承認された。
恵庭市の財政状況や各種事業についての決算報告がなされ、市の財政の健全化判断比率や公営企業の経営状況についても説明が行われた。各会計ごとの収支が報告され、全体的には黒字決算であることが確認された。
最終的に、予算の補正や新たな条例についての提案も盛り込まれ、今後の施策への期待が寄せられた。議会は、地域の発展と市民の生活向上に向けた重要な議論の場であることが改めて認識された。