令和5年12月8日、千歳市議会第4回定例会の中で、複数の重要事項が扱われた。
特に注目を集めたのは、米軍人の不適切な行動に関する問いかけである。
日本共産党の吉谷徹議員は、日米共同訓練中の米兵による無断侵入事案について発言した。
「市民への危険周知情報が遅かった」と指摘し、予防策が不十分であると強調した。
これに対し、横田市長は市民への情報提供の遅延を認めつつも、米側への厳重な要請を行った経緯を説明した。
今後は、米軍による行動の厳格な管理と市民の治安が最優先であると述べ、さらなる取り組みが必要とされている。
次に、除雪サービスの支援体制に関する質問が出た。
高齢者や障がい者の家における除雪の重要性が指摘されており、冬期において生活の安全を確保するためのサポートが求められている。
市長は、登録されている世帯数を示しながら、地域のボランティアとの連携が重要であると述べた。
また、農福連携についても質疑があり、障がい者と農業の結びつきが話題に上った。特に、千歳市内の福祉事業者と農業者の連携強化が進んでおり、地域に根付く支援のあり方についても触れた。
横田市長は、農福連携における具体的な取り組みについての進行状況を報告した。
今後も、農業分野での多様な就労機会の確保を目指し、各種施策を推進していく考えを示した。
最後に、デジタル化に関連したシステム管理の問題が取り上げられた。
デジタルシステムの保守や改修が経費面で議論され、市民サービス向上への影響が懸念された。
市長は、今後も効率的な経営と透明性を保ちながら、デジタル化を進めていく意向を示した。
このように、多様なテーマについての議論が展開され、千歳市としてのさらなる発展が期待される。