令和2年第3回定例会が開会し、議事が進められた。
まず、山口市長は新型コロナウイルス感染症に対する市の考えを述べた。
今年に入ってからの感染者数は、6月に1人、7月に3人、8月に6人と報告され、9月には職員1名の感染が確認された。
市長は職員の感染を重く受け止め、感染拡大防止対策が重要であると強調した。
今回の定例会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた緊急総合対策第5弾として、様々な政策が提案される。
特に、高齢者や妊婦に対するインフルエンザ予防接種費用全額助成や、光ファイバー未整備地区への情報通信環境の整備が含まれる。
また、山口市長は新千歳空港の利用状況についても言及した。
6月に都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除され、一時的に持ち直しが見られたが、7月以降は再び感染者数が増加し、航空需要が大きく減少した。
このような状況下、空港運営事業者と協力しながら、地域経済の活性化に向けた取り組みが求められ、関係機関と密接な連携が必須であると述べた。
さらに、千歳市は企業誘致にも力を入れている。
最近では、新たに株式会社MAMORU、株式会社ARCAなどの企業が本市での操業を開始し、地域経済の振興が期待される。
教育面では、小中学校における新型コロナウイルス感染症対策が進められ、生徒の安全確保とともに教育環境の整備が図られていることが報告された。
学校行事については、感染症対策を講じながら工夫して実施される予定である。
そのほか、公共工事の進捗や財政健全化の状況が説明され、特別会計の黒字化が確保されたとのこと。
これらの取り組みにより、千歳市は持続可能な財政基盤の確立を目指す方針が示された。
今後の会議では、予算の審議や各議案について細かく検討される予定である。