令和6年第1回千歳市議会定例会が行われた。
丸岡伸幸議員(日本維新の会・新党大地)は、一般質問を通じて、市の職員手当や次世代半導体産業に関する重要なテーマを取り上げた。
最初に市職員の手当について質問を行った。
管理職手当の支給状況や、通勤手当、住宅手当など、各手当について具体的な人数や総額を求めた。横田市長は、管理職手当は部長職に対し129万4,000円、次長職121万6,000円、課長職では676万2,000円支給していることを明らかにした。特に管理職手当は176名に対して総額927万2,000円である。
また、次世代半導体のラピダス社の進出に関する質問も行われた。市長は、ラピダス社に関係する企業の定住者数が予想されることや、その経済効果が市に大きな影響を与えることを示しつつ、具体的な従業員数などのデータ収集を進めていると述べる。
さらに、労働環境の整備や外国人労働者の生活環境についての考えも求められた。外国人労働者のためのインターナショナルスクールなどの必要性についても言及され、今後の対応が求められている。特に、保育施設や幼稚園の増設は急務とされており、家庭における子育て環境の充実が指摘された。
次に丸岡議員は、ラピダス社の進出に伴う工場周辺の交通整備の必要性について質問した。
市の交通整備計画の状況を確認し、渋滞予測に対応する考えを求めた。市長は現状では拡張は考えていないが、今後の交通量増加に対応していくとした。
また、水質管理に関する質問もあり、特に千歳川の水質についての現状とその懸念項目が挙げられた。
先述の報告に基づき、市は現在の水質管理を行うが、特に日本国内の法律に則って環境の安全が守られているかを確認する必要があるとされている。飲み水の水質に関して、具体的な基準値の設定や監視体制の整備についても早急に検討すべきとの意見が出された。
市長は、引き続き国の取り組みを管理しながら地域の水質管理をしっかり行っていくと述べ、議員の意見にも耳を傾けていく姿勢を示した。全体を通じて、地域経済の活性化と市民の生活環境向上に向けた取り組みが求められていることが浮き彫りであった。