令和5年第1回定例会が千歳市議会にて開催された。
本定例会の主要議案は、補正予算や条例改正を含む23件が提案されている。
市長の挨拶では、山口市長が半年間の活動を振り返り、
「安定した市民生活の維持や新型コロナウイルス感染症への対応に、全力で取り組んでいる」と述べた。
議案では、令和4年度一般会計補正予算が28億1,014万2,000円の追加を通じて、
551億5,477万6,000円に増加すると発表され、これは市民生活支援を目的としている。
また、年度末に合わせ補助金などの見直しが行われ、特にふるさと納税に関する予算が約48億円と見込みを上回る形となり、財政基盤の強化に寄与する見込みがあるという。
次に、議案第23号では、市の設置した中学校での受傷問題について、
損害賠償請求事件の和解が提案された。
この件に関して、佐藤総務部長は「495万円の解決金の支払いが認められている」と説明した。
市としては、安全対策の徹底を図り、再発防止を誓約している。
さらに、教育長の報告によると、
新型コロナウイルス感染症による影響は続いているが、
感染者数は減少傾向にあるため、教育現場は平常に戻りつつあるとのことだ。
一方で、季節性インフルエンザの流行に対する注意喚起も行われつつ、
教育活動への影響を最小限に留める努力が続けられている。
本議会における重要課題として、新型コロナの影響が強調されたが、
市民生活の安定化に向けた政策の前進が求められている。
また、冬の祭典や観光振興についても議論が進められ、
千歳市の魅力や地域経済の活性化に繋げていく意思が確認されたと
加えて、委員会設置や選挙などの業務も効率的に進行し、
市政運営の透明性を重視する姿勢が示されている。
今後の委員会活動にも期待が寄せられている。