令和4年第3回定例会が9月20日に開会した。
千歳市では新型コロナウイルス感染症の影響が依然として大きく、特に第7波では新規感染者数が過去最多を記録した。
山口市長は感染の減少傾向にあるものの、完全な収束には至っていないと強調した。また、行動制限のない夏が2022年には実現し、様々なイベントが市内で開催された。
「2022スカイ・ビア&YOSAKOI祭や千歳のまちの航空祭など、多くの市民や観光客で賑わいました。」と山口市長は述べ、うづまく活気によって市内経済の回復が期待される。
同時に、国は新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、入国者数の上限を引き上げたことが、観光業に与える影響についても触れた。
市長は「インバウンドの回復に伴う経済波及効果は非常に大きい」とし、引き続き感染対策を徹底しつつ、産業振興に努めることが重要であると述べた。
補正予算案についても言及され、歳出には約5億4100万円の追加が盛り込まれる。
この補正予算には、除排雪管理の強化や温水プール管理費用の補填など、具体的な施策が含まれており、住民の生活を安定させるための措置を進めていく意向が示された。
教育関連の議案も含め、市長は教育環境の整備の重要性も強調した。
「学力向上やICTの活用を進め、未来の世代が健全に育つ環境を構築する必要があります。」と述べ、教育機関との連携を強化する方針を打ち出した。