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千歳市、10億円超の補正予算を可決 コロナ対策と経済支援を強化

千歳市は新型コロナウイルス対策として、10億円超の補正予算を可決。ワクチン接種体制の整備も進む。
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令和3年第1回臨時会では、千歳市の新型コロナウイルス感染症対策が中心に議論された。

山口市長は挨拶において、例年と異なり、穏やかな新年を迎えた背景を語った。特に、新型コロナウイルス感染症の影響が依然として大きいと指摘し、感染拡大を止める必要性を強調した。市長は、医療体制の逼迫や経済活動の深刻なダメージを受けている状況に触れ、全市民が個々に感染防止対策に取り組むことが大切だと述べた。

また、本市での感染者は308名に達し、国からの緊急事態宣言の呼びかけや、札幌との不必要な往来自粛要請などが出ている状況である。市長は、多くの人々に感染拡大防止に向けた協力を求めた。さらに経済支援策にも言及し、短期的な支援金の給付が市内事業者に必要であると訴えた。

今議会では、令和2年度千歳市一般会計補正予算が主要な議題として取り上げられた。この補正予算には新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保や、抗ウイルス・抗菌加工の実施、そして市内事業者への事業継続支援給付金などが含まれている。

磯部総務部次長は、補正予算として、歳入歳出予算へそれぞれ10億2,782万3,000円を追加して、最終的な予算規模を680億9,508万5,000円とすることを提案した。これにより、感染防止対策や市内事業者支援が進むことを期待されている。

質疑の中では、新型コロナウイルス感染症対応事業継続支援給付金の支給についても言及があり、具体的に2100件の支給を見込む根拠が示された。事業者への補助について、さらなる支援を望む声が上がったが、議会としての合意形成がなされ、補正予算は原案通り可決された。市長は、今後も厳しい経済環境下での事業支援を続ける考えを強調した。

ワクチンの接種については、接種スケジュールや体制の整備が進められている。佐藤保健福祉部長は、接種体制の具体的な仕組みや、接種の優先順位を明示した。今後の接種は集団接種と個別接種を組み合わせて行う形で、迅速に進められるとの期待が寄せられている。

今会議が円滑に進行したことに、山口市長は議員および市民への感謝の意を表し、コロナ禍での市民生活の向上に努める意向を示した。

市長は、「明けない夜はない」と述べ、市民と共に希望を持ってこの試練を乗り越えたいと心意気を示し、閉会となった。

議会開催日
議会名令和3年第1回臨時会
議事録
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