令和4年第4回定例会の千歳市議会が閉会した。
会議では、財務監査の結果や複数の議案の審議が行われた。山口市長は、総務文教常任委員長から報告された各議案を通じ、課題解決に向けた準備が整ったことを示した。特に、議案第3号から第6号に関しては、選挙運動の公費負担に関する条例改正や職員の定年等に関する改正が提案された。
これらの議案はすべて原案通り可決された。議題にのぼった議案第17号と第18号では、市長が公平委員会委員及び固定資産評価審査委員の選任に関する同意を求め、議会からの異議はなく決定された。特に公平委員会には打矢郁子氏を推薦し、固定資産評価委員会には河野宏之氏が推薦され了承された。
さらに、陳情第3号として提出された医療機関、介護事業所および障害福祉事業所への物価高騰に対する財政措置を求める件は不採択となった。仲山厚生環境常任委員長は、この陳情の内容や経緯について説明しながら、物価高騰に対する今後の対策の重要性を指摘した。
そして、教育予算の確保を求める意見案第1号、森林・林業におけるグリーン成長の施策強化を求める意見案第2号は、いずれも原案通り可決。市長は議会に対し、新年度予算編成に向けた取り組みを強調し、各議案に対して市民の意見を基にしっかりと引き継ぐ姿勢を示した。また、経済の厳しさについても触れ、国からの支援を仰ぐ必要性を訴えるような発言があった。
最後に山口市長は、閉会に先立ち感謝の意を示し、次なる課題に対する対応意識を高めるよう議員に呼びかけた。市長は今後もリーダーシップを発揮すると共に、さまざまな市政課題への対応に尽力する意向を表明し、議会の協力を願った。