令和4年第2回定例会が開催され、千歳市の重要な課題が取り上げられた。
特に、一般質問では、吉谷徹議員が訓練周知について言及し、4月21日に発生した衝撃音について市民からの不安が寄せられた事例を取り上げた。吉谷議員は、この音が交通事故や北朝鮮のミサイル発射、ロシアの侵攻など、市民の不安を引き起こしたと強調した。市長の山口氏は、砲撃音は北海道大演習場島松地区での訓練に起因すると説明し、今後の情報共有の重要性を認識したと述べた。
次に、情報管理についての課題が浮き彫りとなった。吉谷議員は、市のホームページから削除された情報について苦言を呈し、市民に必要な情報を提供する責任を求めた。山口市長は、情報の提供を確保するため、削除された情報に関しては市としても注意深く対応すべきと回答した。市内においても、情報管理に対する認識が求められ、新しい基準に則った運営がなされる必要がある。
さらに、丸岡伸幸議員が給食費の無償化に関心を寄せ、市の取り組みを促した。文部科学省による留意事項を基に、子育て世代に対する優遇政策の重要性が議論されたが、今後の具体策はいまだ議論の余地がある。
また、観光行政においてもサブカルチャーの利活用が取り上げられた。特に、地域の出身声優や漫画家とのコラボレーションにより、千歳市の魅力発信が期待されている。市長は、地域の特色を活かした観光施策の展開を推進すると応じた。
エアコン設置についても、子供たちが快適な環境で教育を受ける権利を守るべく、各学校の設備整備が望まれる。市長および教育長は、財政状況を踏まえつつ、エアコンの設置を検討する姿勢を示した。
新型コロナウイルスワクチンについても多くの質問があり、副反応への配慮と市民の正確な情報提供の重要性が強調された。特に、接種後の健康に影響がある場合の医療機関との連携が求められている。