令和5年12月1日に千歳市議会は第4回定例会を開会した。
出席議員は23名で、議会は成立した。開会に際し、横田市長は挨拶を行い、年末を控え議員の皆様の出席に感謝の意を示した。さらに、去る11月21日の東京千歳会の交流会について触れ、約170名が参加したことを報告した。交流会では、ラピダス株式会社の小池社長による講演も行われた。
千歳市のまちづくりに寄与したいという姿勢が伝えられ、特に太田英昭会長の長年の功績を敬意をもって表明し、さらなる発展を期していると述べた。
さらに、本定例会に提案されている内容として、報告3件、議案16件があることが明らかにされ、これからの審議に対する期待が述べられた。
定例会の議案の中でも特に注目されるのが、令和5年度一般会計補正予算である。この補正予算では、歳入歳出の総額に13億2,812万4,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ507億4,558万3,000円とする提案がなされている。
この中には、文書管理業務経費や防衛施設周辺整備調整交付金の追加も含まれており、市民生活や経済に直結する重要な案件である。特に、次世代半導体の国産化を目指したラピダス社の進出が市の経済に与える影響は多大である。市長は、進出に向けたスピード感ある取り組みを強調し、地域内での産業の集積や経済効果を期待していると述べた。
また、議会では、米軍再編に伴う自衛隊の体制強化を求める要望活動に関する議論も行われた。この件は本市にとって重要な課題と位置づけられ、さらなる活動への意気込みが語られた。自衛隊との連携によるまちづくりの進展にも注目が集まっている。
その他にも、地域の農業振興に関する功績が評価され、功労者への表彰が行われたことが報告された。このように、千歳市の議会は、地域の発展を担う重要な役割を果たしている。今後の議会の展開は、市民にとっても注目されるものである。議案の審議が進む中、市民の目線に立った議論が求められることが期待されている。