令和2年第1回定例会が3月10日に開催され、市長の山口氏は新型コロナウイルス感染症への迅速な対応を強調した。
同氏は、感染症拡大を防ぐため、3月6日に市民に向けたメッセージをユーチューブで配信したことを評価された。また、地域経済の活性化についても議論があり、特に、新型コロナの影響を受ける小規模事業者への支援策を冷静に進める必要性が再確認された。
この会議では、基幹施設である新千歳空港に関しても言及され、1時間当たりの発着枠が拡大することにより、今後、観光客の需要増加が期待されている点が指摘された。特に、自衛隊の新編部隊が市内経済に及ぼす好影響についても、参加者の間で共有された。
一方、持続可能な行財政運営についても重要視され、本市の財政標準化計画が順調に進行中であることが報告された。これは、収支バランスや財政健全化に寄与する施策が効果を上げている証左とも言える。
議論の中で、公共交通行政におけるJR千歳駅前広場の再整備についての質問もあり、市民が利用しやすい公共交通の実現が求められた。
さらに、福祉行政においては、第4期地域福祉計画の進捗状況について質疑が行われ、地域に根ざした支援の重要性が再認識された。市長は「地域の特性を活かし、協働の力で住みやすいまちを目指す」と述べた。
そして、最後に、観光スポーツ行政についても論じられ、スポーツ合宿誘致が市の発展に寄与することが確認された。特に、オリンピックを意識した取り組みが求められる中、地元の観光資源と結びつける工夫が必要との意見が出た。