令和3年第2回定例会が6月25日に開会した。
議会は新たに選出された議員が参加する初の会合である。出席議員は23人であり、落野章一氏が臨時議長を務めた。初めに、山口市長が挨拶し、新たに選出された議員に祝辞を述べた。また、今後4年間で市民のために尽力するよう期待を寄せた。
山口市長は、まず本市の発展には定住人口の増加が最も重要な課題であると強調した。各種施策を実行しながら、千歳市の特性を生かしつつ、町の魅力を高める方針を説明した。また、本年度の基本姿勢として「市民協働によるまちづくり」を掲げ、地域資源を活用し、住みよい街を目指すことを表明した。
次に、新型コロナウイルス感染症への対応について言及した。市長は、引き続き感染防止策を進めつつ、ワクチン接種を万全の体制で行っていく考えを示した。特に、新千歳空港の活性化のための取り組みを進めていく必要性も指摘した。
続いて、議長選挙が行われ、仲山議員が山崎議員を議長に指名したことが確認された。山崎議長は、議会の信頼を確保するための取り組みが重要であると述べた。また、投票率の低下が問題であることを挙げ、議会と市民が協力し、政治への関心を引き戻す必要性を訴えた。この他、副議長選挙も同様に行われ、小林議員が副議長に選出された。
さらに、常任委員会委員の選任についても行われ、それぞれの選任が決定した。今後の議会運営を円滑に進めるための基盤が整った。
この定例会では、監査委員の選任や官民の協力による利活用促進策についても議論される見込みである。市民生活向上のため、多角的な視点で施策の実施と検証が求められる。今後の千歳市の動向に注目が集まる。