令和5年市議会第3回定例会が9月19日に開会した。
市長の横田市長は、猛暑を乗り越えた市民に感謝の意を示しながら、様々な行政報告を行った。
特に、次世代半導体工場の起工式など、地域経済への影響が期待される事業に言及した。
市内の人口は回復基調にあり、観光業も徐々に盛り返しているが、新型コロナウイルスの影響が依然として色濃く反映されている点が報告された。
横田市長は、企業誘致の取り組みにも力を入れていると述べ、今後も積極的な支援を続けていく方針を強調した。
この定例会では主に、報告10件、認定10件、議案7件が提案された。
特に注目されるのが、補正予算である。
一般会計の歳出に3億5,645万2,000円を追加し、合計で494億1,745万9,000円となる見込みである。
具体的には、半導体関連事業に関する経費や、在宅福祉サービスに対する支援が含まれており、社会福祉や経済の安定に寄与すると期待されている。
また、教育面では、市内小中学校における学力向上策として、教育研修やサポート事業が継続される。
市は、地域における防災指導や災害対策を強化するための活動も実施している。
防災訓練や地域防災リーダー養成講座など、地域の防災力を強化するための施策が進められ、参加者の関心も高まっている。
横田市長は、補正予算に加え、学校給食費に関する新しい条例の制定についても言及し、必要な情報を市民に周知する予定である。
新たに設立される補正予算特別委員会が、議案の精査を行い、市議会での早期決定を目指す意向が示された。
本定例会の会期は、10月13日までの25日間と決定されており、議員には長期間の審議に向けた協力が求められている。
市は地域の持続可能な発展に向け、各種施策を実施すると同時に、災害対策や教育の充実にも力を入れ、今後の発展を期待している。