令和2年11月30日、千歳市議会の第4回定例会が開会し、市長の山口氏が重要な挨拶を行った。
山口市長は、新型コロナウイルス感染症の感染状況について言及し、全国的に感染が拡大する中で、本市も新たな感染者数の増加傾向にあると警告した。特に、10月以降、新規感染者数が再び増加し、市民生活や市内経済への影響が深刻であることを懸念している。山口市長は「検査体制の拡充と医療体制の確保を図り、感染防止対策を徹底する」と述べ、その上で経済活動の再開や市民の安心を確保する方針を示した。
また、市長は新型コロナウイルスの拡大を受けた緊急総合対策第6弾として、ワクチン接種体制の確保や、市内宿泊施設へ宿泊助成といった具体的な経済対策を提案した。報告される議案にはこれらの施策に必要な費用が計上されており、議会での審議が求められている。
次に、議案第1号から第3号に関して、総務部次長の磯部氏が令和2年度の一般会計補正予算について説明した。補正予算の歳入歳出総額は、669億4,016万2,000円となり、さまざまな施策に必要な経費の追加を含んでいる。特に、新型コロナウイルス感染症対策においては、緊急給付金やワクチン接種体制の整備に力を入れるとして、議員の理解が求められた。
また、千歳市第7期総合計画について、横田副市長がこの計画が新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中での策定過程などに触れ、今後10年間にわたる都市像の実現を目指すと強調した。これは将来的に多くの市民が期待するまちづくりとなることを目指している。
議論はまた、任期付職員の採用および給与に関する特例改正や新たな景観条例についても進行。これにより、市全体の景観づくりや市民の生活環境の整備に寄与することが期待されている。市民の理解を得るため、幅広い意見を反映させる取り組みも進められている。最後に、市民生活を支えるための新たな努力と市政の透明性が必要とされている。