令和5年第3回定例会が終了した。
千歳市議会では、各議案の処理が行われ、令和4年度の決算認定や新たな議案が可決された。特に、委員長より提出された報告には、決算特別委員会が協議した内容が反映されている。
会議では、認定第1号から第10号までの平成4年度に関する歳入歳出決算が承認された。岩満決算特別委員長は、これについて「いずれも原案の通り認定すべき」と強調した。議会は、これらの認定について賛成多数をもって決定した。
また、日程第4では、議案第4号の火災予防条例改正および公立千歳科学技術大学の定款変更が承認された。こちらも岩満総務文教常任委員長が「双方とも原案可決すべき」と述べた。議会内には質疑がなかったことから、迅速に採決が進められた。
さらに、意見案も含め4件が提出され、これらも原案通り可決された。五十嵐副議長は、提出者の説明を省略した後、全ての意見案が承認されたことを明示した。
議会の最後では、横田市長が挨拶を行った。市長は、ラピダス社の工場建設や、関連企業の進出による雇用の拡大など、地域への波及効果に言及する一方、交通対策やインフラ整備などの課題への認識を示した。市長は、今後の取り組みについて国や北海道との連携をコメントしており、地域の発展に向けた姿勢を強調した。
本定例会は、25日間にわたる議論を経て、その議事が円滑に進行した。これに対し、五十嵐副議長は議員の努力を称え、議会の活動を振り返った。議会の運営における協力と熱意を謝辞として述べ、閉会が宣言された。今後も市のさらなる発展に向けた取り組みが期待される。