令和3年7月12日に千歳市議会の第2回定例会が開催され、重要な議題が審議された。
会議では、特に令和3年度千歳市一般会計補正予算の内容が注目を集めた。総務部長の澤田氏は、総額522億9,800万7,000円を計上し、特に感染防止対策のための5億8255万1,000円を追加する意義を強調した。これにより、事業者への支援や街のにぎわい創出に向けた施策が進められる。
補正予算では、特にまちなか地域交流推進事業に対して4,091万4,000円が計上され、新たにJR千歳駅近くでまちライブラリーを運営する計画が示された。大和産業振興部長によれば、旧タウンプラザからの移転に伴い、面積が約800平米から230平米へと縮小する一方で、多くの市民からの需要が見込まれているという。市は、地域の活性化に向け、引き続き具体的な施策を展開する方針を示した。
また、自衛官のワクチン接種に関する意見書も可決された。これにより、特に注目されるのは、新型コロナウイルスの感染が依然としてリスクにさらされている中での迅速な対策を求める動きだ。議長の山崎氏もこの点については強調し、早期接種を通じた安全の確保を議会全体で推進する意義を述べた。
一連の審議では、はり師、きゅう師、あんまマッサージ師のワクチン接種に関する陳情が不採択とされた。仲山厚生環境常任委員長は、全国的な取組に基づき、接種が進む中で特別な扱いは必要ないと述べ、陳情者への説明を行った。これにより、引き続き市民全体でワクチン接種の進展が図られることが期待されている。
この会議は、重要な政策の推進と市民からの要望を両立させる姿勢が見受けられ、今後の展開に期待が寄せられる。さらなる説明や施策の詳細については、議会や市からのフォローアップが望まれる。議会閉会後、山口市長は市民の声を大切にし、今後の施策に反映させていく意向を示した。すべての審議が終了したこの日は、市内外からの注目を集め、衛生管理や地域振興への施策が進展する契機となった。