令和3年7月8日の千歳市議会において、一般質問が行われた。この日は、選挙、保健福祉行政、教育問題に関する重要なテーマが議論された。
公明党議員団の今野正恵氏は、選挙について投票率向上を強調した。彼は、市議会議員選挙の投票率が、過去最低の45.02%に達したことを報告した。これは、特にコロナ禍が影響を及ぼしていると述べ、さらに投票環境の整備が必要であると訴えた。新たに設置された期日前投票所であるちとせモールは、多くの市民が利用したものの、短い投票日数に対する懸念が寄せられた。
今野氏は、政治活動として高齢者の投票率を向上させる必要があるとし、投票日の延長や新たな投票所の設置などが提案に挙げられた。彼は、「市民の声を反映させながら、投票率向上に向けた取り組みを続けるべき」と強調した。
次に、ワクチン接種に関して、詳細な進捗状況が報告された。高齢者のワクチン接種済み者数は71.22%であり、接種が着々と進んでいることが明らかになった。市長は、接種を希望する高齢者全員が案内され、しっかりとした情報提供が行われるとの見解を示した。この取組は、市民が自分の健康を守るためにも非常に重要である。
教育面では、学校の防犯対策が議論された。最近の事件を受けて、教育委員会の佐々木教育長は、各学校で行われている防犯訓練や対策が報告された。特に、児童生徒が安全に登下校できるよう、今後の防犯対策の強化が求められていることが明確になった。
また、鹿対策についても言及され、学校周辺での鹿の目撃情報が共有された。佐々木教育長は、学校の環境を守るために、適切な対策を講じる重要性について説明した。これにより、市民の安全と安心を守るための活動が続けられることが期待されている。
今議会では、選挙や健康、教育など様々な問題について市民の声を反映させる場となった。これからの千歳市をより良いものにするための努力が続くことが確認された。