令和3年第1回定例会では、千歳市の様々な重要課題が議論された。
特に際立ったのは令和3年度一般会計補正予算の承認である。予算案は、51億6,099万円の歳出増を見込むもので、児童扶養手当受給者など低所得の独り親世帯に向けた子育て支援金が含まれている。この内容について、佐々木総務部長は「国からの支援を受け、迅速に対応するための補正である」と説明した。
さらに、千歳科学技術大学の公立大学法人化に向けた調査報告も重要な議題となった。委員会は、入学定員が公立化初年度から確保できていることを強調した。大山委員長は「公立化によってブランド力が向上し、入学者数が増加している」と述べた。
加えて、閉会の挨拶では、山口市長は「議員各位の熱心な審議に感謝し、今後も市政の発展に全力で取り組む所存である」との意向をを示した。新型コロナウイルス対策についても言及し、ワクチン接種体制の強化を迫った。特に、5月上旬からの高齢者接種開始を予定しており、万全の準備を進めていると強調した。
この定例会では、38件の議案に対する議論が行われ、無事に全てが可決された。議会は今後も市民の声を反映しつつ、様々な課題に取り組んでいく必要があるだろう。